ゴミ捨て不用品回収を説く

灯油やペンキをゴミとして処分する場合の正しい捨て方と注意点について

日常生活の中で出るゴミの中には特殊な方法で廃棄をしなければいけない物もあります。

中でも捨て方が難しいと言われるのが灯油やペンキなどの液体です。これらの液体は取り扱いを間違えると火災の原因となるケースもあるため、そのままの状態でゴミとして出すことはできません。

いくつかあるペンキの処分方法で基本とも言えるのが布を使った浸漬です。洋服や雑巾など自宅で不要になった布にペンキを染み込ませることで可燃ゴミとして出すことができるようになります。廃棄するペンキの量が多い場合は使用する布が多くなるので複数回に分けて出さなくてはいけません。手頃な布がない時は市販の凝固剤で固めることでも可燃ゴミとして取り扱ってもらえます。

灯油やペンキ

灯油もペンキと同様に新聞紙や布に染み込ませて可燃ごみとして出すことは可能です。ただし、可燃性添加物に分類される灯油は温度が上昇すると発火する危険性があります。そのため、熱を発生させる凝固剤を使った固形化はできません。布に染み込ませる場合も、作業中に誤って服などに付いてしまうと染みになりやすく簡単に落とすことができないので注意が必要です。

安全かつ手軽に灯油の処分をしたいという人は業者への持ち込みという選択もあります。

ガソリンスタンドを始めとした可燃性の燃料を取り扱っているお店に持ち込んで依頼をすれば引き取って代わりに処分をしてもらえるので安心です。大半の所が無料で処分をしてもらえますが、料金を請求されるケースも少なくありません。事前に引き取りに料金が発生するかを確認してから依頼をすることが費用を抑えるコツになります。

インターネットなどで灯油は土地に埋めれば微生物が分解してくれるという情報が流れることもありますが、これは大きな間違いです。灯油を埋めると土壌が汚染されて生態系の乱れに繋がります。面倒だからと言って自宅の庭に埋めてしまうと植物が育たなくなるなど悪影響が出るので正しい方法で処分をしなくてはいけません。