扱いの難しい廃油や金庫の適切な捨て方とは

使わなくなった油ですが、直接排水溝に流し、捨てるのは厳禁です。自治体によって資源ゴミとして回収されるケースもあるので、まずは住んでいる地域の廃油回収方法を確認しましょう。油を自分で捨てる場合は、様々な方法があります。やりやすくて、自分に合った方法を選び、環境や台所の設備を守っていくことが大切です。

捨てる油が少量の場合は、新聞紙やペーパータオルなどの紙に吸わせるのが効果的です。捨てる量が多い場合は、紙パックを用意します。牛乳などの紙パックの中に、新聞紙や紙タオルなどをつめ、油を流し込んでいきます。自然発火を防止するために、水を染みこませておくのがポイントです。油を染みこませた後は、ガムテープでしっかりと口をふさぎ、燃えるゴミとして捨てるようにします。

他には、油を固め、燃えるゴミとして廃棄する「廃油凝固剤」というものが販売されています。捨てる油の量が多すぎるのなら、このようなアイテムを使うのがおススメです。使い方ですが、コンロの火を止め、油がまだ熱いうちに凝固剤を入れてしっかりとかき混ぜます。その後は、油が冷めるのを待ち、固まったらポリ袋に入れて捨てるようにしましょう。

続いては、金庫の捨て方について紹介します。金庫は堅牢で耐火性があるため、粗大ゴミとして捨てることができません。自分で処分することが、大切になってきます。金庫の捨て方で最も一般的なのが、購入店に引き取ってもらうということです。金庫店では、無料ないし有料にて引き取りをおこなっています。金庫を購入している店舗を覚えているならば、その店舗に引き取ってもらうようにしましょう。

他には、不用品回収業者に頼むという方法もあります。自宅まで来て、運び出しもおこなってくれるので、重い金庫を処分したい時には非常に便利です。ただ、引き取り料金の他に、出張費、運搬料、荷降ろし料金などがかかってしまうこともあります。また、中には不法投棄するなど、違法行為をおこなう業者もいるようです。トラブルなく、お得に処分したいならば、業者選びが大切になってくるでしょう。